なぜ「なるべく自然派」なのか・・・・

暮らし

1.僕が思う「自然派」とは
 現代の世の中には「自然派」という言葉やものが溢れていると思う。人によって尺度?とかって違うと思います。なので、ここではその中で僕が思う自然派についてちょっとお伝えしたいと思います。

・ 人間の手(加工)が加わっていないもの
  要は「素材」ということです。例えば、ここにリンゴとアップルパイがあったとしま 
 しょう。そしたら自然派なのはリンゴということです。これは極端な例えですが…

・ 正体がわかるもの
  得体の知れないものは今のところ「自然派」とは考えません。

簡単ですがこんな感じです。

2.僕が「自然派」思考になった理由
 僕も色々な人と話していて感じますが「自然派」についての考えは十人十色です。それと同じように「自然派思考」となったきっかけも十人十色だと思います。ここでは僕のきっかけについて簡単にお伝えします。

・ 子供の死
  我が家には現在4歳の子共が一人います。実はその子が生まれる3年前に妻のお腹に   は第一子となる予定の赤ちゃんがいました。
  まもなく安定期に入ろうかという頃、それまでの検診でなんの所見もなく順調に来て 
いたのですが、医師からお呼びがかかり、お腹の中の赤ちゃんが13トリソミーだとの診断が伝えられました。聞いた事もない病名でした。染色体異常の病気で、一万人に一人くらいが罹る症状で、治療法はなく、無事に生まれることができても一年生存できる確率が10%未満というもの。3日後までに中絶か妊娠継続かの判断を求められました。僕たち夫婦は悩んだ末に中絶を選びました。夫婦ともに一生分の涙を流したぐらいに泣きました。正直今は後悔の念の方が大きく感じます。 
  その後、失意の日が続きましたが妻は自分の息子がこうなってしまった原因を考えるようになりました。そして、体にとって色々な良くないものについて気づいたようでした。それからその良くないものを排除していった結果、我が家は現在のような「自然派」になりました。

・ 環境について考えた
  以前から環境問題に興味はありましたが、それは漠然としたもので子供の死や子供の誕生を経験し、より良い環境を未来に残したいと考えるようにもなりました。そうした中で地球の自然環境を壊しているのは人間で、現代の人間の生活を見直し改善することがよりよい環境を未来に残すことにつながるのではないかと思いました。
  自然は常に循環しています。雨が降って川になり海に流れ海水が蒸発し雨雲になりまた雨を降らせます。自然はこの循環を通して環境を浄化していますが、この自然の浄化能力を超えるスピードで人間はいつも環境を汚してしまっています。だから地球は今悪化していると一般的に言われているのでしょう。
  僕は今こそこの環境の循環に人間が入り込む必要があると感じています。

.「なるべく」を大切に考える理由
  僕が自然派生活をするうえで大切にしていることが「なるべく」ということです。
  辞書で「なるべく」という言葉を調べると、「できる限り」と出てきます。
  そうなのです。できる限りでいいんです。

だって、疲れちゃうじゃないですか!

  よくありがちなのが、気にするあまりに「あれもダメ!これもダメ!」とダメダメ星人になってしまうこと。我が家も当初はそうだったのです。我が家の場合、妻の方が熱心だったのでダメダメ星人になり僕の方が日々の生活に息苦しさを感じ何度も衝突を繰り返しました。何度も何度もぶつかり合う中でお互いすり減って角が取れちょうど良く落ち着いたのがこの「なるべく」だったのです。私もこの現代の日本に生まれて40年。急にこれからこの進化した文明…便利で快適な生活を手放すことはできません!
  だから「なるべく」。「食品添加物はダメ」ではなくて「なるべく食品添加物は摂りません」「農薬栽培は絶対ダメ」ではなく「なるべく無農薬栽培」という感じ。
  「なるべく」の物差しは人それぞれ。言うなれば誰でもできる生活なんです。
 

4.僕の生活を紹介
 ここまで僕の自然派生活のあらすじを紹介させていただきましたが、ここでは僕の実際の生活でちょっと気にしていることを紹介したいと思います。

・ 食品表示を確認する。
  スーパーなどで買い物するときは必ず裏の表示(食品表示)を確認します。
  現代日本では食品添加物が入っていない食品を探すことはなかなか難しいですが、なるべく無添加の物を購入するようにしています。この所作をするようになって、今まで食べてきたものにはこんなに食品添加物が入っていたんだと思うこととなり、海外では禁止されている食品添加物がこんなにも普通に入っていることに驚きました。
  このことを機に外食に行くことが減りました。

・ 我が家のWi-Fiは撤去。ハイブリットカーは手放しました。
  一般的な家庭であればWi-Fiがあるのが当たり前だと思いますが我が家にはありません。これは奥さんの管轄で僕はあんまり気にしていないのですが、電磁波的なことなのかな…。これと同様に、ハイブリットカーもダメで売却しました。
  それと、マイホームを新築したのですが、IH(電磁調理器)も気にして導入はしませんでした。

・ 合成洗剤は使いません。
  もちろん前は使ってましたよ。「油汚れが楽々取れる・・・」みたいなやつ。だけど、僕らが見えているのって手元だけでなわけで・・・。排水口のその先を考えるようになりました。下水道を通って下水処理所で色々な処理をされるのだろうけど、最後は海に流される。じゃあ、めぐりめぐってまた帰ってくる水だから、できるだけ害のない状態で流したいと思いました。そういった観点からも実は、シャンプーもリンスもボディソープも使っていません。お風呂にあるのは石鹸のみ!意識はしていませんが、ミニマリストにもなっていきました。重曹やクエン酸、セスキ等をうまく使いながら〜〜すごく経済的ですよ。

・ 暖房は薪ストーブで!快適でエコ!
  我が家の暖房器具は薪ストーブを選択。これは誰でも出来ることじゃないと思いますが・・・。薪ストーブはとってもエコな暖房と言われています。木を燃やして二酸化炭素を排出しますが、その二酸化炭素は木々が光合成によって吸収し酸素に変えます。そうしてまた木が育ちます。初期費用はなかなか高かったけれど、薪をタダ若しくは安価に入手できれば、すごく経済的です。

僕は運が良かったかな!?


5.「なるべく自然派」の生活をして思うこと
  僕がなるべく自然派生活をして思ったことを一部紹介します。

・ 体が健康になった!
  色んな要因があるとは思いますが、なるべく自然派生活をするようになってから健康診断の結果は段違いに良くなりました。以前は「要精密検査」や「要再検査」の項目があったものもなくなりました。

・ 生きることが楽になった!
  何ともふんわりした感想ですが、日々生活する中で誰しも数えきれないくらいの選択をして生活していると思います。僕は今まで自分が「こうしたい」「ああしたい」という…何というか、難しい言葉で言うと『信念』みたいなものがはっきりとしていなかったから、迷う事も多くあったし、選択した結果が不安定なものだった気がします。今は『信念』みたいなものが一つできたから、選択がすごく楽になった気がするし、僕自身が自然体であることが、また重要だと感じる様にもなったので生活が明るく楽しくなり、楽に生きられる様になった気がします。

この記事を書いた人
百姓くん

・北海道在住
・40歳(昭和59年生)
・男性
・職業〜今は秘密
・趣味〜家庭菜園、旅、温泉巡り、食べ歩きetc…
・子供の死や、震災による長期停電等を経験し、食生活等生活環境について考え、「なるべく依存しない生活」「なるべく自然派な生活」をすることを決意。日々実践中!

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