へちまたわしって?
「へちまたわし」は言葉の通り「へちま」で作る「たわし」です。
自然派生活を意識している人は知っている人が多いんじゃないかな。
皆さんは食器を洗うとき何を使って洗いますか?(道具って意味で…)
我が家は今まで市販のスポンジやら、自然素材の「びわこ」という木綿の布を使ったりしていました。(現在はびわこに定着。)
ですが、より人の手が加わってない、自然に近いものをと思った時に発見したのがこのへちまたわしでした。
このへちまたわしであれば、「たわし」と言ってもへちまでできていて、へちましか使わないので、土にかえります。と言うことは【ゴミが出ない】これはサイコーということでソッコー自分でつくろう!ということになりました。
作り方
まずはへちまを栽培しなければなりません。
これがなかなか地温が上がらない北海道では大変だったのですが、その話はまた別の機会にお話しすることとして、へちまがある状態からのスタートとします。
一般的に知られている作り方として3つの方法があります。
1 枯れるまで待つ
2 煮る
3 腐らせる
全部の方法とも皮を剥きやすくするための方法で、最終的に皮を剥く→種を取り出す→乾燥させるという行程は一緒です。
それではそれぞれの方法についてちょっと細かく説明しましょう。
1 枯れるまで待つ
この方法は一番手がかかりませんが一番時間がかかる方法です。
へちまに限らず、植物は枯れると水分が抜けてカラカラの状態になります。
その状態になると皮が簡単に剥けるようになりますので、剥いて種を取った
ら完成!汚れなどが気になる場合は洗って乾燥させます。
2 煮る
この方法は一番早く作ることができますが、ある程度大きな鍋が必
要である等、一番手間がかかる方法です。
へちまが成熟したら収穫して、鍋に入るくらいの大きさに包丁で切
る(切らずに鍋に入るなら切らなくても大丈夫)。水からでもお湯から
でも大丈夫ですが、煮て色が変化し皮がブヨブヨになったら取り出し
冷水などで冷やします。
その後皮を剥き、種を取り出し乾燥させて完成!
3 腐らせる
この方法はそんなに手間はかからないのですが、必ず悪臭が出てし
まうため、若干の我慢が必要になる方法です。
成熟したへちまを収穫して、へちまが入る大きさのバケツに水を張り
へちまを入れて待ちます。数日後、皮がブヨブヨになったら皮を剥き種
を取り出し、乾燥させたら完成!
製作風景
実際に作ってみましたので、その様子をご紹介します。
今回僕が選んだ方法は「煮る」方法。
理由はというと、腐らせる方法だとやはり悪臭が気になるな(汗)ということ、枯れるまで待つ方法だと時間がかかりすぎるということと、仕上がりがあまり綺麗ではなくなるということから、ちょっとくらいの手間は我慢しよう!ということで、今回はこの方法をチョイスしました。
ただし、我が家は基本的に栽培した作物は極力種取りをすることとしています。そのためにはへちまを完熟させてカラカラに枯れるまで待たなくてはなりません。
そのため何個かは枯らせてからたわし作りをしてみようと思います。
まとめ(作ってみて、使ってみて…)
今回初めてへちまたわしを作ってみて、まず今回選択した作り方は色々考慮した結果へちまを「煮る」という方法だったけど、大成功だったと思う。
案外簡単に出来たし、仕上がりもとっても綺麗に出来ました。
また、使ってみた感想としても汚れ落ちもとてもよく、乾きも早いと感じました。
我が家では食器を洗う時には洗剤は使わないのですが、試しに石鹸を泡立ててみると泡立ちも良くて好評!
さらに結構丈夫で長持ちしそう!
そして僕的に一番最高なのはごみにならないということ。
原料はへちまだから土に還る。
素晴らしい。
どんどんいろんな人に伝え、普及していきたいと思いました。
おまけ
先述しました、我が家で使っている「びわこ」これからはへちまたわしと併用で使っていくことになりますが、こちらも我が家のお気に入りですのでご紹介させて下さい。
ちなみに、へちまたわしは購入することもできますよ。自作することが難しい人はぜひ購入して使ってみてほしいです。
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